議会報告

春までお湯が出なくなる!?  給湯器破裂に注意

令和4年9月13日に行われたふじみ野市議会本会議の一般質問にて、半導体不足が市民生活に与える影響についての一般質問をさせて頂きました。


 半導体が使われている製品でもっとも身近にあるものは給湯器です。現在のところまだ寒さも厳しくない季節ということもあり、ほとんど報道されていませんが、今も給湯器の注文をしてから納品されるまで4ヶ月以上という納期遅延が発生しています。


 これはつまり12月に凍結破裂をした場合、春までお湯が出ないという事で、市民生活に多大な影響がでる事が予想されます。市では毎年行っている水道管破裂と併せて注意喚起をして頂けるという事でありましたので、皆様もお気をつけください。

給湯機破裂防止対策の一例について、紹介します。
( ※ お使いの給湯機によっても異なりますので、確実性を求める場合説明書を参照頂くか製造元へご確認ください。)

1.給湯器は必ず作動できる環境にする。
給湯機の電源が入っていないと破裂防止対策のすべてが作動しません。日頃からコンセントが抜けかけていないか確認をしたり、長期旅行などの際もブレーカーを落とさないよう注意しましょう。

2.給湯器の配管周りの保温材が劣化していないか確認する。
給湯器の配管回りの保温材(多くの場合、水道管に黒色のテープ状の中に発砲スチロールのようなものが巻かれています)が劣化している場合、水道管の凍結に併せて給湯器が破裂する場合があります。保温材はホームセンターなどで安価に購入できます。

3.浴槽の残り湯を循環金具より5cm以上になるまで水を溜めておく
循環金具とは浴槽の中にある〇型の金具です。現在普及している多くの給湯器は循環凍結防止機能が付いています。給湯器の中が一定以下になると自動的に作動し、浴槽の水と交換します。但し、〇型の金具が浴槽の中についていなかったり、循環凍結防止機能が付いていない場合、有効な対策ではありませんのでご注意ください。

※ 記録的低温(氷点下)などになる場合
4.給湯器の水抜きをする。
記録的低温が予想されている場合など、確実に給湯器の破裂防止が出来るのが給湯器の水抜きです。一日のお湯を使い終えたら、給湯器の説明書に従い給湯器の水抜きを行うことが最も確実な手段です。

以上、参考になりましたら幸いです。

令和4年10月17日
ふじみ野市議会議員 かねはま こうけん

PAGE TOP